毎回毎回、一期一会の活動は大切な皆様の時間を一緒に共有する時間です。
その時間を皆さまの喜びにつながるように実践して参ります。
今感じている自分の思いを尊重できる場にし、(例えば無理な活動への参加を強要しない等)できるだけ活動内容や環境設定、スタッフのかかわりなどの工夫によって、ご本人が「自ら参加してみよう」という気持ちがわき、ご参加頂けるよう
一人一人を大切した活動を心がけ取り組んで参ります。
【大切にしていること】
〇今までの経験
大学時代(埼玉大学教育学部保健体育学科)や国立障害者リハビリテーションセンター学院リハビリテーション体育学科において学んだことを基礎とし、また今までの経験を活かして活動を展開します。
教育、体育、リハビリテーション、障害者スポーツ、レクリエーション、発達、心理学等を活用して活動内容を作成しています。
私は今まで障がい者スポーツセンターや複合的な福祉施設でスポーツやレクリエーション専門職員として勤務してまいりました。勤務時は、身体障がい、知的障がい、精神障がい、高齢者、保育園、幼稚園、児童クラブ、子育て広場等様々な分野で運動を提供する経験をさせて頂きました。また施設を飛び出し、地域のシニアクラブ等施設を出て活動もします。今まで経験した乳幼児~高齢者、さまざまな障害のある方との関わりから学んだ経験を活かして活動を展開しています。
〇家庭においての3人の娘の子育て
子育てにおける気づきは大きく、思っていた以上に「乳幼児期の親子の関わりの重要さ」を実感しています。 自分の中の無意識の部分がふっとわきあがってくるのが子育てだと感じ、喜びも怖さも経験してきました。そのような経験から、親子運動あそびの重要性を実感しています。
活動をを展開する際には、運動発達を考慮するのはもちろんのこと、温かな親子関係が育まれていく活動ができるよう心がけています。 保護者も子どももお互いに「楽しいね」と「うれしいね」「すごいね」など、温かな声掛けや体験を積み重ねていくことで、豊かなつながりができ、保護者との喜びの時間を共有できるよう活動を展開していきます。色んな反応があり、こちらが驚くことや対応に悩む場面もみられますが、回を積み重ねていくうちに親子関係の変化がみえてくることを実感しています。
理想的ないいお父さん、お母さんでなくっても、一緒に楽しむことで、大人の笑顔がみれることで親子のつながりが育まれるように感じます。毎回の歩みは小さな一歩ですが一年経つ頃にはコミュニケーションが苦手なお子様も「目が合うようになりました」 とか、「子どもがかわいいと思えるようになりました」などのご感想も頂きます。そのような感想からも親子運動あそびはできるだけ一年くらい続けて頂けると効果が高いように感じています。活動は軽運動のため、高齢者の方も子どもも参加しやすくなっています。
〇精神保健福祉士として
救護施設(生活保護施設)での生活指導員の経験から、精神保健分野に興味を持ち、国家資格である「精神保健福祉士」を取得しました。社会人になってから大学へ行き学んだことは、実践経験もあることもあり、学生時代に比べ興味深く学ぶことができたと思います。精神保健福祉士としての活動はまだまだですが、今活動している高齢者の認知症へのレクリエーションや精神障がい、発達が気になる子への運動あそびを実施する際、学んだ知識を実践で活かしていきたいと思います。
〇運動が苦手な不器用な子について
発達が気になる子は、運動することが不器用な子どもも多いといわれています。実際関わる子どもたちも、バランスが悪かったり、よくぶつかったり、斜めに走ってしまったりする子が多くいます。
一緒に運動あそびをする中で、自分の「からだ」も「こころ」も「あたま」も育ち、できれば成功体験を積み、そこから自己肯定感が高まっていったら嬉しく思っています。 自分自身を大切にでき、好きになってくことができるサポートができる明るい活動を目指しています。
〇高齢者の方へ
高齢者の方には参加することで生きる楽しみを感じて頂くこと、他の方とのかかわりを感じて頂くこと、身体機能に刺激を与えることなどワクワクした気持ちがわいてくる活動を目指しています。人生経験を重ねた皆様の人間性の豊かさを近くで感じることが出来る活動は私自身も一緒に癒しとやすらぎを感じることができる感謝の時間です。
さまざまな方とのご縁に感謝して、皆様と大切な時間を温かく過ごせる活動を心がけて参ります。
どうぞよろしくお願い致します。
曽布川訓子(そぶかわさとこ)